東京、14年。

慶應通信(経済学部)に入学、卒業までの軌跡を綴っています。

管理会計論(秋スク<大阪>2020)

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管理会計論は今年受けてみたかった科目の1つです。本来は大阪での開講ということで諦めていましたが、コロナ禍によりオンライン実施となり、そして抽選にも見事当選することができ履修することが叶いました。自分はもともとメーカーの原価管理など計数管理を担当していたし、今の業務内容も管理会計領域でありコスパがいいこと、そしてシンプルに興味のある学問領域であることが履修の決め手です。

 

概要

管理会計論は、経営者の戦略策定や意思決定、組織の管理・統制・活動に有用な数的情報を会計的見地から提供するための学問です。講義では原価計算の基礎から具体的な管理会計手法まで、その内容と考え方を学ぶことができます。また、研究結果としてさまざまな管理会計手法の企業導入実態を統計データとして紹介してくれます。

ただ、講義という限られた時間内でいわゆる管理会計手法のすべてを理解するのは難しいです。とはいえ、講義では網羅的にさまざまな手法や考え方を取り扱っているので、興味がある方は自身で勉強して理解を深めやすい親切設計になっています。

一方で、その分説明自体があっさりしていて、事前知識がないと「?」となってしまう箇所もいくつかあると思うので、事前に原価計算を履修し管理会計の基礎を学んでいれば効率的です。内容が重複している部分も結構ありますので。

なお、授業はkcc-trackで配布されるスライドとPDF(スライド印刷用)をもとに、スライドごとに埋め込まれた音声テキストを聴きながら進めます。なお、シラバスではテキスト(教科書)に以下が指定されていますが、実際に講義での使用はなく参考文献の位置づけでした。

 

成績

公開後に更新します(感覚的にはS or A)

成績は、週次で実施される小レポート3回、そして最後の最終課題レポート1回で評価されます。今回はオンライン実施ということで、小レポートで講義の概要をアウトプットさせて視聴実態を確認し、最終課題レポートで理解を確認する、といった思惑かと思います。今回はコロナ禍ということで通常と異なる仕様なので参考にはならないかもしれませんが。

A(2020/12/09発表)

Sいけると思ったけどAでした。残念!

 

全体を通して普通におもしろかったですし勉強になりました。管理会計手法はビジネスツールとしても応用がきくものが多く、管理会計の理論を学び考え方そのもの理解することは、実践に活かしやすいという点でも非常に有益だと思います。