東京、14年。

慶應通信(経済学部)に入学、卒業までの軌跡を綴っています。

経済原論(Eスク2019)

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Eスクーリングは正式にはメディア授業と呼ばれるもので、インターネット(kcc-track)を通じて講義の映像を視聴し、課されたレポートやミニテスト、科目試験をこなした上で単位を取得できるしくみです。通常のスクーリング単位に10単位まで振り返ることができるため、地方在住の方や仕事の関係でスクーリングになかなか参加できない方への救済措置のような立ち位置にあります。勉強範囲はスクーリング同様に講義で取り扱った内容に限定されるものの、レポートとミニテストが1回ずつ、さらに科目試験の枠を使った最終試験が1回あるので正直手間を考えると時間的なコスパはよくありません。また受講料も通常のスクーリングに比べて倍の単価なので(10,000円/単位)、金額的なコスパもよくありません。あくまでスクーリングで必要な単位要件を稼ぐために受けるものだという認識でOKです。

 

概要

T先生とY先生の講義で、基本的にY先生が講義を担当します。僕はkcc-trackからY先生にいくつか質問をし丁寧に答えていただいたことがあり、先生にはとてもいい印象を持っています。ただ講義については経済学についてある程度の知識をもった上で臨んだほうがいいかと思います。配布資料も含めゼロ知識では少し難度が高めで、事前に通信テキストまたは指定テキストに目をとおしておくとよいです。すでに経済学、経済原論を勉強済みでその知識を活かしてコスパよく追加で単位を取得したいという方には特におすすめしたい科目です。

なおレポートは計算問題、ミニテストはキーワードや論点の理解を選択式で問われるものです。こちらについてはどちらもそこまで難しくないのでスキマ時間で対応すればよきかと。
ちなみに指定テキストは以下になりますが、基本的には配布資料をベースに授業が進みます。

 

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成績

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配布資料の中に過去問がありますので、それをしっかり復習することが試験対策となります。2020年は秋のEスクで同じ講義があるようですが、2018年以前はミクロの講義しかなかったようで提供された過去問はミクロの論点のみでした。とはいえ授業構成としてミクロ:マクロ=6:4、試験に関してはミクロ:マクロ=7:3ほどだったので十分に対策となりました。

ちなみに試験対策としてマクロを含めた講義資料をしっかり熟読した結果、同じタイミングでお試し受験したテキストの経済原論[マクロ]が何の対策もせずにC評価でひっかかりました(笑)。いい副産物でした。