東京、14年。

慶應通信(経済学部)に入学、卒業までの軌跡を綴っています。

経済原論[ミクロ](テキスト2018)

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経済学部といったら当然ながら経済学を専門に学ぶ学部、その基礎となる部分を学ぶのが経済原論[ミクロ](この記事で紹介)そして[マクロ]です。僕はどちらもCという最低評価をもらってしまったわけですが(笑)、基礎となるミクロ経済学マクロ経済学を理解せずしてその他の科目を理解するのは難しいです。経済学部生はまずこの科目を履修して経済学の基礎を叩き込みましょう。もちろん経済学部生には必修科目となります。

 

テキスト

慶應通信の専用テキストが配本されます。「経済原論」で括られたテキストでミクロ経済学マクロ経済学がともに収録されています。ちなみにすごくザックリですが、1つの会社・産業視点で経済効率性を考えるのがミクロ経済学で、国・世界全体の視点で経済効率性を考えるのがマクロ経済学です。

なお僕は通信専用のテキスト自体は読んでおらず、マクロ経済学のレポートを作成するときに参考にした程度です。というのも、僕自身がすでに中小企業診断士の一次試験にある経済学・経済政策を勉強するにあたり石川経済本を愛用していたので、そちらを使ったほうが効率がよかったためです。イチから経済学を勉強するにあたっては無料で講義の動画もあがっている石川経済本をオススメしておきます。

詳細については以下の記事を参考にしてください。
https://tokyo-14.hatenablog.com/entry/2019/12/31/000000

 

 

レポート

2つの課題が準備されており、どちらか1つについて説明をするよう求められます。なお「図を使って説明せよ」等の条件が付けられている場合もあります。問われている事自体は基礎的なことでそんなに難しくありません。逆に4,000字もかからず説明ができてしまうかと思いますので、条件がなくとも図などを有効活用してページのかさ増しを…じゃなくて理解を深めながら作成することをおすすめします。

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科目試験

科目試験は論述式で2問が出題されます。対策は「ひたすら過去問を解いてソラで解答を作れるようにすること」です。そして①過去問と同じ問題が出題されやすい傾向にあること、②過去問で取り扱われる論点が割と経済学自体の理解を助けるコアな部分が多いこと、から科目試験の対策といいつつも割と身になる勉強法です。

また、一般教養科目の経済学と過去問が酷似(というより同じものもちらほらある)しているので、学士課程以外の方は経済原論を受けるなら経済学もとったほうが効率がいいと思います。4単位科目ですしね。

 

成績

C

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正直ミクロ経済学が苦手でも勉強しなかったわけでもないですが、この科目試験の結果から早い段階で教訓を得ました。それは「問われたことに正確に解答すること」です。実は蛇足となる解答を付け足してしまいました。それが敗因?だったと思います。

具体的には「価格の弾力性」について説明を求められたのですが、その説明に加えて(調子に乗っていかにも理解している体で)価格の弾力性を利用したマーケティング手法までも解答に盛り込んでしまったんですよね。加点要素になると考えての行動ですがこれは大間違い。問われたことに的確に解答する、という趣旨がブレてしまい大怪我を負ってしまいました(笑)。それ以降、いくら解答用紙にスペースが余っていても余計なことは書かずに問われたことにだけ解答するよう心がけています。