東京、14年。

慶應通信(経済学部)に入学、卒業までの軌跡を綴っています。

慶應通信の入学を考えている方へ

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入社半年にして年間労働時間の調整が必要となり、コロナ対策の時差出勤と合わせて3月は10:30~17:30の6時間勤務となり割と暇になったのでブログ更新を続けています(笑)。さてTwitterのタイムラインを見ていると、慶應通信の2020年4月入学の願書提出が3月10日ということなので慶應通信を2年間続けてきた自身の経験から思うところを述べてみたいと思います。

 

(僕の)ステータス

2018年4月より慶應通信の経済学部に特別課程で入学しています。特別課程なのはもともと某地方国立大の教育学部に3年間在籍しており中途退学をしたためです。経済学部を選択したのは資格の勉強を通じて経済学を初めて学び、単純におもしろい学問だなと思ったことがきっかけです。そんな中で本当にたまたま慶應通信の存在を知り、試しに願書を出してみようか程度の気持ちでスタートしています。とはいえ、心の奥底で過去に大学を中途退学したことによる不完全燃焼感や負い目などをずっと感じていたのかもしれません。

慶應通信のイメージ(2年間在籍した経験から)

入学した当時は診断士1年目でそちらの行事や仕事を優先していました。それゆえ初めての科目試験(7月)は2科目、2回目の科目試験(10月)は1科目しか受けていません。そしてどちらもほとんど勉強せず。3回目の試験から3~6科目を受けるようになり2年間で92単位(うち18単位は認定)を取得しました。

ただし注意していただきたいのは、単位取得の進捗は事前知識に大きく影響されるということです。つまり、早い進度で単位取得をしている=「賢い、効率がいい」というわけではなく、単純にもともとの知識を単位取得に再現している方が多いということ(もちろん例外的に賢い方もいらしゃると思いますが稀かと)。これはすでに学士を取得している方やすでに働いておりその中で知識・ノウハウを蓄積されている方に多いです。

結論として何がいいたいかというと、慶應通信にゼロ知識で臨む場合は単位を取得するにあたりかなり苦労するということです。その覚悟がなければ途中でフェードアウトしてしまうでしょう。「最短何年で卒業できる」という謳い文句はありますが、ゼロ知識からスタートする場合は一般的な大学の通学生同様に終日勉強できる環境がなければ難しいと思います。長いスパンで計画をたて、それをこなせる継続力が必要です。

志望理由書

あまりに拙いので自身が作った志望理由書を載せるつもりはありませんが(笑)、作成するにあたってのポイントは以下のとおりと思います。とはいえ一般的な大学受験と異なり入学時点でふるい落とすようなしくみにはなっていないので、よほどのことがなければ落ちることはないかと思います。ただし合格基準はブラックボックスなので、仮に落ちたとしてもそれが志望理由書によるものかすらわかりません。ですのでそこは割り切るしかないでしょう。

大学で何を学ぼうとしているのか

ストーリの構成として、今までの職歴や資格による経験を通じて、何を考え、疑問に思い、課題を感じて、それを解消するために大学で何を学びたいのか、解消したことで今後どのようなビジョンを達成したいのか、を述べるとよきかと。

学びたい学問領域の書籍の概要と論評

時間がなかったのでもともと読んだことのある書籍を選びました。僕が選んだ書籍は以下です。小売店を対象とした中小・零細商店がいかに生き残っていくのかを、4Pの視点から述べたマーケティング手法に関する論書です。論評のポイントとしては、書籍の内容を踏まえた上で自身の経験や学びたい学問領域と結びつけること。僕の場合は経済学部だったので、書籍の内容を論じるとともにシャッター街が増えているという現在の経済事象と自身の商店街支援の経験を踏まえ、経済を学ぶことで今後どうしていきたいかを合わせて述べました。

 

なぜ慶應通信を選んだのか

ポイントは、なぜ「①慶應の」「②通信を」選んだか、です。たしか僕は①は慶應のブランドを形成する品質の高い学びの経験を得たかったから、②は学びを実務の階層に即時に落とし込み実学として自身に蓄積できる環境を望んだため、みたいなことを書いた記憶があります。

 

最後に極論となりますが、通信というスタイルである以上「教えてもらう」というスタンスは捨てたほうがいいです。自分でテキストを読み、わからないことがあれば自分で調べ、考え、解決するほかありません。今の御時世、情報を得ることは容易にできますが考え方の理解は脳みそに汗をかきコスパ度外視で時間をかける他ありません。しかしそうして得た理解こそ今後の仕事や生活に生きる本当のノウハウになると思います。がんばってください!